臆病者のおっくんです。失敗と挫折だらけの人生ですが、実際の経験によって得た知識を同じような悩みを抱える読者の皆さまと共有したいと思います。
今回は仕事に関係する内容です。
海外出張は、初めて行く人/まだあまり行ったことがない人、しばらく行ってなくて不安な人にとってはサバイバル。この記事は、海外出張&英語の初心者向けの記事です。

1.たった3つの便利な英語フレーズ
英語が得意でない人が海外出張に行くのは、とても不安だと思います。現に英語に自信がない私おっくんは出張に行く度に不安を感じます。
そのような方は、以下の「たった3つの便利な英語フレーズ」を覚えるだけOKです!
この3つの英語フレーズは、これまでおっくんが3回の海外出張(中国×1回、インド×2回)と1回の海外駐在(インド)によって実際に経験して得た知識です。
残念ながら、このくらいの経験では英語を流暢に話せるようにはなっていませんが、海外出張時の不安は以前よりも少ないです。
<たった3つの便利な英語フレーズ>
最低限これだけ覚えておけば何とかなるという便利な英語フレーズは以下の3つです。
 ① お願いするときの「PLEASE(プリーズ)」
 ② 確認するときの「MAY I(メーアイ)」
 ③ 会話の最後の「THANK YOU(テェンキュー)」
これだけで良いの?と思うかもしれませんが、以下の場面別事例集で実際の利用例を見ていきましょう。
その前に、英語とは無関係ですが、空港で慌てることがないように事前準備についても簡単に触れておきます。(これまでたくさんの忘れ物/物の紛失をしてきた自分の反省の意味も込めて。※自己紹介ページ参照)。
【参考】事前準備
<ターミナル情報>
ターミナルが複数の空港もありますので、事前にどのターミナルに行けば良いか調べておきましょう。
 
<服装>
空港に行く際は、保安検査で金属が反応してしまうことや、物の紛失を避けるために以下を推奨します。
 ① ベルトが不要なズボンを履いておく。
 ② 時計はスマートフォンで代用する。
 
<携行品>
物の紛失や置引きを防止するため必要最低限にしておきましょう。
 ① スマートフォン
 ② e-チケット(チェックイン後は航空券でOK)
 ③ パスポート・VISA
 ④ ハンカチ
 ⑤ 機内持込みバッグ
⇒パーカー又はカーディガン*1、及びボールペンは搭乗後の機内で必要となる可能性大です。ゲートに着いたらバッグから出しておきましょう。ホテルの予約票も忘れずに。
*1 発着空港が真夏でも機内はエアコンで極寒の場合あり。
⇒はさみ等刃物は預託荷物へ。液体物も規定の量・方法でしか持ち込めません。
 
<預託荷物>
預託荷物の重量・サイズ制限には気を付けましょう。
2.場面別事例集
(1)往路
 ① 日本の空港にて
最初は日本からの出発ですので、以下のステップを日本語でクリアすればOKですね。
 
・各航空会社のカウンターでチェックイン
⇒旅行会社・航空会社の推奨は2時間前とされているようですが、おっくんのような初心者は3時間前に空港に着くように計画しておいた方が安心だと思います。乗り継ぎがある場合は、経由地での預託荷物の受取りと再預託が必要か確認しておいた方が良いでしょう。
 
・保安検査&出国審査
⇒パスポートと航空券は肌身離さず持っておきましょう。パソコンはバッグから出してスキャンマシーンに通すよう求められます。
 
・出発ゲート
⇒ゲート番号の間違い*2、寝過ごし*3のないように気を付けましょう。また、パーカー又はカーディガン、ボールペンは搭乗後はバッグから取り出しづらいので、この時に持ち込みバッグ/スーツケースから出しておきましょう。
*2 航空券にゲート番号が記載されているパターンが多いですが、座席番号や搭乗開始時刻など数字がたくさん並んでいるので、間違いのないように気を付けましょう。
*3 私おっくんは、搭乗ゲートまで来た安心のあまり、睡魔に襲われ、本来乗るべき飛行機に乗れずに時間の遅い別便を取り直したことがあります。
 
 ② 飛行機の座席にて
ここから英語を使う場面が出てくると思います。
まず、窓側の席に座るときに既に海外の方が通路側の席にいらっしゃるかもしれません。その時は・・
  「MAY I(メーアイ)?」
これだけで、「すみません・・」という意味で通じちゃいます。
応用形としては、「MAI I pass(メーアイパァス)?」=「前を通っても良いですか?」という文章になります。
既に自分の席に誰かが間違えて座っていたときも航空券を見せながら「MAY I(メーアイ)?」でも突破可能と思います(「Excuse me(エクスキューズミー).」=「すみません」の方が自然かもしれません)。
席を倒すときも、「MAY I(メーアイ)?」でOKです。
応用形としては、「MAY I put my seat back(メーアイプットゥマイスィートゥバァック)?」「MAY I recline my seat(メーアイリクラインマイスィートゥ)?」でOKのようです。
 
 ③ 飛行機の中で飲み物をもらうとき
飲み物のカートを押しながら乗客に話し掛けていたら、ドリンクサービスだと思って間違いないでしょう。おっくんは、CAさんが何と言っているかは聞き取れませんが、当てずっぽうで間違っていたことはありません。ドリンクをもらうときに使うのは・・
  「○○ PLEASE(プリーズ).」
○○には飲み物の名前を入れてください。日本名と英語名の違いには以下のとおり注意が必要です。
  ・コーラ:Coke(コーク)
  ・紅茶:Black Tea(ブラァックティー)
コーヒーや紅茶をお願いするときには、以下の要領でhot / cold(ホァットゥ/コウルドゥ)、with / without sugar(ウィドゥ/ウィダウトゥシュガー)も申し添えると会話のキャッチボールが減り、慌てずに済むでしょう。
例:「Hot/Cold ○○ with/without sugar, PLEASE.」
 
 ④ 機内食をもらうとき
食べの物カートを押しながら乗客に話し掛けていたら、機内食サービスと思って間違いないでしょう。機内食サービスのときもやはり使うフレーズは・・
  「○○ PLEASE(プリーズ).」
○○には食べ物の種類を入れてください。機内食はエコノミークラスでは以下から選ぶのが一般的だと思います。
 <機内食>
Beef(ビーフ)、Pork(ポーク)、Chicken(チュィッキン)
ちなみに、インド発着便では以下の二択になるはずです。
Veg(ヴェジ)、Non-veg(ノンヴェジ)
 
 ⑤ 飛行機の中でトイレに立つとき
  トイレに立ちたかったら・・
  「MAY I(メーアイ)?」
  だけで通じます。
 
 ⑥ 入国カード、税関申告書を受け取るとき
入国カード、税関申告書のようなものを掲げながらCAさんが配っていたら手を挙げて・・
  「PLEASE(プリーズ).」
でOKです。事前に用意していたボールペンで記入すると良いでしょう。
 
 ⑦ 入国審査を受けるとき
ここでは3つのフレーズで攻略することができないので、クイズと思って相手が何を聞いているのか推測しながら答えてください。
 <質問例>
 ・Purpose(プォーパス)=目的
⇒「 Business meeting(ビズネスミーティング).」と答えればOKです。
 ・How many days(ハウメニーデイズ)日数
 ・Hotel/Accommodation(ホテル/アコモデーション)=宿泊先
 ・Which company(ウィッチカンパニー)=会社名
⇒自分の会社の名前を答えましょう。何か違う雰囲気だったら訪問先会社名を言ってみましょう。
 手続きがこれで終わったのかな?と分かりづらかったらもうお馴染みの・・
 「MAY I(メーアイ)?」=「(通過して)よろしいですよね?」をお願いします。
 
 ⑧ タクシーに乗るとき
飲み物や機内食の注文と同様、タクシーに乗るときも・・
  「○○ PLEASE(プリーズ).」
○○にはホテルの名前を入れてください。ホテルの予約票を用意した方が良いかも知れません。
 
(2)ホテル
 ① チェックインするとき
  ホテルのチェックイン、ここでも・・
  「○○ PLEASE(プリーズ).」
  ○○にはCheck-inと入れてください。
応用形としては、「I’d like to check-in(アイドゥライクトゥチェッキン).」という文章になります。
 
 ② インターネットをつなぎたいとき
さすがにこれは「MAY I(メーアイ)?」だけでは通じませんが、「MAY I get internet connection(メーアイゲットゥインターネットゥコネクション)?」で通じます。
 
 ③ 朝食を食べるとき
  飲み物や卵料理の要否を尋ねられたら・・
  「○○ PLEASE(プリーズ).」
  ○○には卵料理、飲み物の種類を入れてください。
 <卵料理>
  ・Omelet(オムレットゥ)=オムレツ
  ・Fried egg(フライドゥエッグ)=目玉焼き
  ・Scrambled egg(スクラァンブルドゥエッグ)=スクランブルエッグ
 <飲み物>
  機内のドリンクサービスと同様です。
 
(3)訪問先の会社
 ① 受付をするとき
  受付で日本語が話せる人のお出迎えがない場合は・・
  「Mr./Ms. ○○ PLEASE(プリーズ).」
  ○○には訪問先のホストのお名前を入れてください。
 
 ② 現地の人に挨拶をするとき
  海外の方と挨拶をする場面では・・
「I am ○○(アイアム○○).」「Nice to meet you(ナイストゥーミーチュー).」
○○には自分の苗字を入れてください。これで最低限大丈夫でしょう。
会話が終わったかなという雰囲気のとき、又はその場を去って良いかどうか微妙な雰囲気のときは会話の締めくくりとして「THANK YOU(テェンキュー).」と言えばOKです。
 
 ③ 会議に出席するとき
原稿はある程度用意しておくとして、スピーチ/発言/会話が終わったら「以上です」のようなイメージで・・
「THANK YOU(テェンキュー).」
ここでも締めの一言を使いましょう。
会議中にも飲み物を聞かれることがありますので、その時は機内のドリンクサービスやホテルの朝食と同様です。
 
(4)レストランにて
  レストランではとにかく・・
  「○○ PLEASE(プリーズ).」
これでメニューも食べ物も飲み物もお会計も領収証も全部店員さんにお願いできちゃいます。
・Menu(メニュー)=メニュー
・Check(チェック)=お会計
・Receipt(リシィートゥ)=領収証(海外ではレシートしかもらえない可能性大です。)
ちなみにインドでは「リシィプト」と発音している店員さんもいました。
 
(5)復路
往路の逆パターンで、英語での対応となり少し不安ですね。でも大丈夫です。
 ① 空港に向かうとき
利用するターミナルさえ把握しておけば・・
「○○ PLEASE(プリーズ).」
○○にはインターナショノーエアポートゥターミノーナンバーいくつを入れてください。
 
 ② チェックインするとき
e-チケットとパスポートさえ差し出せば無言でOK。
Luggage / Baggage(ラゲッジ/バゲッジ)=預託荷物という言葉は拾えるようにしときましょう。Luggage / Baggageが聞こえたら預託荷物をカウンターに預けてください。
応用形は、「I don’t have any luggage to check(アイドーンハァヴエニーラゲッジトゥチェック).」という文章になります。「check」の代わりに「leave(リーヴ)」=「残す」も使えるようです。
 
 ③ 出国審査&保安検査
特に会話は発生しないはずですが、通過してよいか分かりづらかったら・・
「MAY I(メーアイ)」
ここでもこれを使ってください。
 ④ 搭乗後
  上記①のイ.~カ.と同様ですね。

長旅お疲れ様でした。こうして出張を想像するだけで疲れてきましたね。。でも皆さんが思ってた以上に
 ① お願いするときの「PLEASE(プリーズ)」
 ② 確認するときの「MAY I(メーアイ)」
 ③ 会話の最後の「THANK YOU(テェンキュー)」
の便利な3つの英語フレーズで出張の大半をカバーできると感じてもらえたなら幸いです。
海外出張は日本でなら簡単にできることでも慣れない土地で英語で対応する必要があって大変だと思いますが、くれぐれも無理をせずご安全に。