おっくんの妻です。
臆病者の夫の妻ですが、夫と同じような悩みを抱える読者の皆さまにとって役に立つかも知れない情報を少しでもたくさん共有したいと思います。
今回はインド生活に関係する内容です。
インドで生活をしていると、日本ほど冬は寒くないとはいえ、風邪を引いたり喉が痛くなったりします。
そんなとき、もし手元に日本の薬がなかったら、それはサバイバルそのもの。
今日は、インドで薬を購入して服用しても問題ないかという疑問にお答えしたいと思います。
1.意外とOKインドの薬局
インドの薬局(Pharmacy)はインターネットで検索すると簡単に見つかりますが、小規模の個人経営の薬局だと外観は日本のそれのように整然とはしておらず、「使って大丈夫なのか?」と思うかもしれません。
↓おっくんの妻が利用したインドの薬局の写真
実際に使ってみた結果は、特に問題ありませんでした。
おっくんの妻がこの薬局で購入した医薬品についてご紹介したいと思います。
なお、医薬品の購入に当たっては特別な書類は不要で、自分の症状(例:I want medicine for cold and sore throat.)と薬が必要な日数を伝えただけでした。
2.おっくんの妻が買った風邪薬
風邪に効く薬として、Cheston Cold Total Tabletという薬を購入しました。
価格は、1日分で16ルピー(19年11月時点で約24円)でした。
製造元はCipla Limitedというインド・ムンバイに本社のある会社で、2018年時点ではインドで4番目に大きな製薬会社1,500億ルピー(19年11月時点で約2,280億円)を超える売上げがあります。
この売上げ規模は日本の製薬業界で10位前後の規模です。
この薬の成分は以下のとおりです。
①セチリジン
抗ヒスタミン薬で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどをやわらげますが、日本ではユンケルで有名な佐藤製薬の「ストナリニ」等の市販薬の成分に含まれます。
②パラセタモール
別名アセトアミノフェンで、解熱鎮痛薬の一つですが、日本では塩野義製薬の「セデス」等の市販薬の成分に含まれます。
③フェニレフリン
充血やはれをおさえ、鼻づまりに効果があるとされますが、日本では第一三共製薬の「プレコール」等の市販薬の成分に含まれます。
3.私の買ったのどの痛みに効く薬
のどの痛みに効く薬として、Azax 500 mg Tabletという薬を購入しました。
価格は、1箱3日分で67ルピー(19年11月時点で約102円)でした。
製造元はRanbaxy Laboratories Ltd.で、2018年度売上げではインド首位のSun Pharmaceutical Industries Limitedの子会社です。
この薬の成分は以下のとおりです。
①アジスロマイシン
呼吸器感染症など広い範囲の感染症の治療に用いられますが、商品名としては、世界一・二を争う売上げ規模を誇る米・ファイザーの「ジスロマック」として認知されているようです。
4.簡単!オンライン薬局
一度お気に入りの薬が決まれば、インドにおいてはオンライン薬局の仕組みも発達しており、大変便利です。
ネットで薬を注文し、自宅で受け取ることのできるとても簡単なサービスです。
5.日本の薬の準備を!
飲み慣れたものが一番という方は渡航前にきちんと日本の医薬品を準備しておくと良いでしょう。
備えておけば安心な薬のリストは以下のとおりです。
(1)内服薬
①消化剤
②下痢止め
③整腸剤
④鎮痙剤
⑤胃薬
⑥感冒薬
⑦解熱鎮痛剤
⑧睡眠導入剤
⑨咳止め
⑩下剤
(2)外用薬
①消毒薬
②うがい薬
③皮膚薬(湿疹、かゆみ)
④絆創膏
⑤湿布薬
⑥昆虫忌避剤(マラリアを伝搬する蚊、その他害虫による虫刺され予防)
⑦目薬
⑧喉スプレー
(3)その他
①マスク
②携帯用消毒アルコール
健康は楽しい充実した生活を送れるために何にも増して大切だと思います。
万全な備えをしましょう。